ストーリー①

死闘は決着した。しかし、舞踏会場に踏み込んだ一団の中には、パウロ侯爵を討つという当初の目的が果たせず、怒りの矛先をアリスに向けようとする者もいた。疲労の極に達しながら、やむなく彼らと闘う姿勢に入るアリス。

その衝突を制止したのは、他でもない、混乱の元凶パウロ侯爵自身であった。本来の決闘を行おうと主張する侯爵は、疲弊したアリスに代理を立てることを認める。アリスが指名したのは、反乱の主導者カール。ここに貴族と平民の決闘が始まった。貧困から我が子を失ったカールはパウロを蹴り倒し、怨みの銃口を彼に向けるが・・・!?

パウロ侯爵の護衛アランとの死闘。窮地に陥っていたアリスは、オーランド伍長の言葉から陸情3課少尉としての自信を取り戻す。アランの武器・山鉈(マチェット)にひるまず、突き出される短剣。アリスは劣勢から互角の勝負へと、態勢を立て直していく。

かたや、決闘を見つめる平民たちの間にも、変化は生じつつあった。憎むべき貴族に制裁を加えるべきか、それとも別の方法で真の正義を求めるべきか。暴動の先導者カールさえ、貴族の誇りを賭けて闘う女性の行動に気圧されている。だが、一触即発の危険も去ってはいない。緊迫した状況下、舞踏会場の周辺では陸情1課と警察隊の包囲網が厳重に敷かれていた。

パウロ侯爵の盾となる護衛、アランとジャン。アリスはアランと、オーランドはジャンと対決し、その攻撃に苦しめられている。隣国ローデリアの近衛兵として戦闘訓練を積んできた二人は、予想以上の強敵だった。

いっぽう、貴族どうしの決闘を前に、一旦は武器を降ろした平民の一群。アリスが勝てばパウロ侯爵は当局へ出頭、侵入者は無罪放免とするレオニール・テイラーの提言は受け容れられたかに思えた。しかし、貴族への積年の怨みは、その程度で消えるはずもない。アリスの死闘へ多くの衆目が集中している間に、殺気立つ平民の一部がパウロ侯爵に襲いかかろうとする…。

経済管理庁長官の立場を利用し、不正を働くパウロ侯爵。彼に鉄槌を下そうと、舞踏会場を平民の一群が襲撃する。いっぽう、その動きを察知していた陸情1課のコネリー少佐は意図的に周囲を封鎖し、予想される惨劇によって同課の権限拡大を狙っていた。

血気にはやる群衆を制するため、アリスは貴族の誇りを賭けてパウロ侯爵に決闘を申し出る。だが、敢然と剣を抜いた彼女に、侯爵は護衛のアランとジャンを立ち向かわせるのだった。精鋭二人を相手に不利な勝負に挑むアリス。その背中を見て加勢しようと前へ進み出た彼に、冷酷なジャンの凶器が容赦なく振り下ろされた!